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官庁・自治体


成田市教育講演会
”圓窓の教育講演”「豊かな心を落語から」
聴 講 体 験 レ ポ ー ト

主催:成田市教育委員会
日時:2001・7・25(水)
   午後10:15〜11:45
会場:成田国際研修センター
講師:落語家 三遊亭 圓窓
参加:教師、教育関係者(約400名)


「活力ある学校を創造したい」

 文責  成田市教育委員会 教育長 藤野 公之

 謹啓
 酷暑の候、師匠におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、先日はご多忙の中、当市教育講演会においてお話しいただき、ありがとうご
ざいました。
 今回のご講演では、自分の頭・心で様々な場面や状況を描き、対応できる子ども、
「反省心」を持つ子どもを育てるために、「話す・聞く・描く」ことの大切さを師匠
の巧みな「語り・噺・笑い」から我々一人一人が日々の「心がけ」としてしっかり描
くことができました。
 また、「話し手は、楽しい話をして聴衆を惹き付けるべきである。話に魅力があれ
ば聞く力は育つ」ということは、言い換えれば「授業も魅力ある話をすれば聞く力が
育つ」ということになります。教師も魅力ある授業作りが原点であることを再認識し
た次第です。
 ご講演後、市内の教職員の声を聞きましても「聴きごたえのある講演に巡り合えた
ことに感謝し、教師としての魅力を少しでも高めたい」との感想が数多く寄せられま
した。心より御礼申し上げます。
 師匠からご指導いただきましたご教示を学校現場、市の教育行政に反映させ、活力
ある学校を創造して参りたいと存じますので、今後ともご指導のほど切にお祈り申し
上げます。



「魅力ある話で授業をする」

文責 成田市教育委員会教育指導課 江村 司

 晩夏の候、師匠におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
 先日は、ご多忙の中、成田市教育講演会においでいただきまして、ありがとうござ
いました。
 ご講演後の教職員の声を聞きましても、
・「聞きごたえのある講演に巡り合えたことに感謝したい」
・「聞く・話す活動を重視し、描くことのできる子どもを育てたい」
・「魅力ある話をすることで子どもたちに聞く力を育てたい」
などの感想が数多く寄せられました。
 師匠の聞き手を引きつける巧みな語りは、教師にとっても魅力ある話で授業を創造
することが原点であることを再認識した次第です。
 講演会を企画しました当市教育委員会といたしましても、教職員の反響の大きさを
耳にしますと、あらためて師匠への感謝の気持ちでいっぱいとなります。
 末筆ながら今後の師匠の益々のご活躍とご自愛を切にお祈り申し上げます。



「活力ある学校を創造したい」

文責  成田市中台中学校の教師連

 聞いて理解するということは、我慢、忍耐力が必要であると思います。
 そのために、そのためにわかりやすく、聞きやすい語り口の落語から子ども達に聞
く訓練をすることは意義が大きいと思います。
 
 大きな声で、はっきりとした話し方がとても聴き取りやすいです。
 我々に対して、変に気を遣ったり、遠慮がちに話さないところが非常に素晴らしか
ったです。

 自信を持ってお話しなさる姿が素晴らしいと思いました。
 生まれた時からテレビと共に育った今の子どもたちは、人の話しを落ち着いて聞く
ことができない。
 それから、歩けるようになるために何度も転ぶ赤ちゃんが、一番よく反省をしてい
る。
 この二つの話しが印象に残りました。

 講演内容もさることながら、話し方に聞き入ってしまいました。
 聞く人をひきつける話し方だったと思います。
 私も人前で話しをする仕事をする者。間の取り方、緩急のある話し方等々、勉強に
なりました。

 師匠の語りかけ、話し方、聞いている人をひきつける話術は、教師として見習うべ
きものがありました。
 大切な事柄は落とさず、ユーモアをまじえての口調。人生経験豊富な師匠の偉大さ
が感じられました。
 次回も、またご講演を聞く機会があるといいです。楽しみにしています。
 ありがとうございました。

 今の世の中、本当にあまり良い話が聞けず、信じられない事件なども多く、21世
紀は暗いなと思っている毎日で…、老後が辛い。
 人間とはもともと考える葦であるはずが、考えることもせずに生活できることが増
えた?
 隣近所との付き合いも言葉もかわすこともなく…。
 やはり、人間が人間らしく生きられなくなったから、様々な訳のわからない世の中
になってきたのだと思います。
 ”考えさせる”ことをどんどんしていかないといけないと痛感です。
 喜怒哀楽、あいさつなどもできない大人も多くなったな、とも感じます。
 落語をみんなで聴き、みんなで腹から笑える世の中にしたいですよね。
 私は、ちなみによく聞いているんですよ。落語のテープも何本か持っています。
 ありがとうございました。

 現代の子どもたちは幼い頃から視覚に訴えるもの中心に生きています。
 耳から聴くだけの情報では彼らにとって刺激が薄いものとなっているのでしょう。
 授業で人の話しを集中して聞くということができないという状態は、まさしく現代
っ子の成長の裏返しに起きていることなのかもしれません。
 話しを聞く、あるいは自分の意見を話すということは、人の心を育てる基本作業で
あるということは、人の心を育てる基本作業であるということを再認識させられる講
演でした。
「話学は和学」だと思います。
 人と人との間の言葉一つで、もっと良い社会が生まれてくると思います。

 円窓師匠の言われるように、テレビ、ゲーム等、視覚からの刺激は直接的で、考え
ることもなく、想像力を働かせることをしなくても楽しむことができる便利さはある
が、思考力、想像力は育たない。
 その点、落語は話を聞いて思考力を働かせ、創造しなければ面白さがわからないで
能の発達を促すとの話し、私もまったくその通りであると思います。
 脳は思考し、想像力を働かせることにより発達していく仕組みを持っています。確
かにテレビやゲームは楽しく便利であるが、そればかりに頼るようになると脳の発達
に悪い影響を与えることはあきらかです。
 今の子どもは自分の部屋を持ち、そこには子ども用のテレビ、ゲームが置いてあり、
 映像機器に埋もれながらの生活の中で、その影響をまともに受けて育っています。
 そのことは、心の中に短絡的、刹那的、情緒不安定などの問題を作り出しています。
 社会の中では、少年犯罪の多発、援助交際、家出、不登校、引きこもり等の現象と
して多くの青少年に現れており、社会問題にもなっています。
 師匠の言われるように、映像中心の文化から、落語のように話しを聞き、想像力を
働かせながら楽しむ文化が、私も必要であると感じています。
 また、教師は話すことが仕事の一部であり、資質として重要な要素でありながら、
あまり話し方についての研究、研修を行っていません。授業を楽しくするのも話術に
よるところが大きく、魅力ある授業は話術の巧みな教師であることに教師自身気づい
ていないところがあります。
 教育委員会の研修会でも、授業のねらい、組み立て等、授業の中身そのものの研修
は良く行っているが、話術の研修会は一度も実施した記憶がありません。
 師匠の話を聞いていると、自然と話にひきつけられ、師匠の話には人の耳目をひき
つける魅力があります。
 桂三枝師匠がNHKの「課外授業」で母校の小学校で授業を行いました。
 三枝師匠が授業を始めると一言一言に子どもが聞き入っていました。その時、教師
にとって話術の大切さをつくづく感じた次第です。
 ぜひ、今度、縁がありましたら、円窓師匠には、教師向けに「話術」という演題で
講演をしていただきたいと願っております。多くの教師は、目から鱗が落ちる思いを
感ずると思います。
 すばらしい講演ありがとうございました。
 これからのますますのご発展と、ご健勝を心からお祈り申し上げます。



「教職員に対する要求と示唆」

文責  成田市玉造中学校

 先日のご講演、どうもありがとうございました。
 落語家というより、人生の達人としての目で教育現場を見ての講演でした。
 ユーモアたっぷりの語り口の中に現場の教職員に対する要求、示唆に富んだ話が多
く含まれていました。
 子ども達も知っている落語[ぞろぞろ]も、名人の手にかかると違った味わいにな
るのがよくわかり、さすがに一芸に秀でた人は違うと思いました。
 久々に楽しい講演会でした。



「心に描くことの 大切さ」

文責  成田市立豊住小学校教員 長澤房枝

 初秋の空もさわやかな季節。
 学校にはまた、こどもたちの元気な声が戻ってきました。
 9月は運動会シーズンのため、今、学校はその準備に追われ、慌ただしい毎日を過
ごしております。
 圓窓師匠におかれましては、その後もお元気にご活躍なさっていることと思います。

 夏季休業中に実施されました成田市の教育講演会の折りには、久しぶりにすばらし
いお話を伺うことができ、今も職員室の話題になっているほどです。
 小学校では、楽しい体験の中で言葉を耕していけたらと、さまざまな学習に取り組
んでいますが、師匠のお話を伺って、ますます心に「描く」ことの大切さ、日本語の
すばらしさを再認識させられました。
 これからも、楽習のなかで、心豊かな子どもたちを育てていけたらと思います。

 本物のお話は、そのきっかけを与えてくれました。
 本当にありがとうございました。



「落語の良さを知る 良いきっかけ」

文責  成田市立豊住小学校教員 山本陽子

 落語家の方の話を聞くのは、初めての経験でしたが、その話術に魅了され、時間が
たつのを忘れてしまうほどでした。
 教師も子どもたちの前に立ち、話をするときは、圓窓師匠のようでなければならな
いな、と感じました。
 最後の落語[ぞろぞろ]は、落語の良さを知る大変良いきっかけになりました。



「子どもたちにも 落語の良さを生で」

文責  成田市立豊住小学校教員 池田金光

 すばらしいプロの話術に思わず引き込まれてしまい、楽しく落語まで聞かせていた
だき、有意義なひとときを過ごさせて頂きました。
 こうした機会をまた設けていただき、子どもたちにも落語の良さを生で味わわせて
あげられれば、と思いました。
 これからもご活躍をお祈り申し上げます。



「落語を教育現場に 生かせたい」

文責  成田市立豊住小学校教員 中谷宏幸

 圓窓師匠の落語家としてのその話術に魅了されました。
 人を引きつける話し方は、子どもたちを引きつけることと通じるものがあると思い
ました。
 落語を教育現場に生かせればと思いました。



「心を伝える 声の抑揚や強弱」

文責  成田市立豊住小学校教員 國本與一

心に思うことを伝えるためには、声の抑揚や強弱が大切であることを改めて感じま
した。
落語はそれを巧みに駆使した話芸(芸術)なのだと思いつつ、師匠の落語を堪能さ
せていただきました。



2006・4・20 UP







平成12年度
釧路教育研究センター 教育講演会
"圓窓の教育講演"演題「ゆたかな心・ぞろぞろ」
聴 講 体 験 レ ポ ー ト

主催:釧路教育研究センター(釧路市教育委員会)
   釧路教育研究センター事業推進委員会
共催:釧路国語教育研究会
日時:2001・3・3(土)午後2時
会場:釧路市民文化会館
講師:落語家 三遊亭 圓窓 氏
参加:教師、教育関係者、一般市民・子供
                  
(約300名 参加)


まずは 「お 礼」

釧路教育研究センター
所長 三 上 一 茂

 長い冬のとばりからとかれて、釧路にもようやく春の訪れを告げる花便りが届く頃
となりました。
 円窓師匠におかれましては、「円窓五百噺を聴く会」がゴールを迎え、次の夢に向
かって益々ご壮健にてご活躍のこととお慶び申し上げます。
 さて、この度の教育講演会、私どもの長年の夢を実現させてくださり誠にありがと
うございました。心から厚く感謝とお礼を申し上げます。
 会場の応接室でもお話させていただきましたが、円窓師匠が離釧の後、主催者とし
てのこの私の株がうなぎ登りに上がっており、誇らしい気持ちでいっぱいの日々を過
ごしております。
 現職に就いて、研修講座・教育講演会等の新たな企画・開拓に心がけてきておりま
すが円窓師匠にお会いでき、ご講演を拝聴し、その意を一層強めているところであり
ます。
 日を追うごとに、「現実は夢から始まる」の言葉に勇気づけられております。
 毎日新聞(3月6日付)の「前人未到の500噺を達成する落語家 三遊亭円窓さ
ん」の記事を読みました。
 私も、きっと、「円窓師匠の顔が頭をよぎった、人さまのおかげです」と言わせて
いただける夢のある仕事を追い求め、地道に歩んでまいりますことをお誓い申し上げ
、お礼の言葉とさせていただきます。
         (※ ご来釧の機会がありましたら、是非、お知らせ願います)



教育講演会を終えて「快晴美日」

主催者 釧路教育研究センター所長 三上一茂

 シドニーオリンピックで、日本人選手の金メダル獲得が大きく報道される中、長年
の夢であった、「落語家を講師に迎えての教育講演会」の企画が実現可能となりまし
た。
 しかも、釧路地区で採択されている国語の教科書(小四・教育出版)に掲載されて
いる落語[ぞろぞろ]の三遊亭圓窓師匠ご本人に、講師をご快諾いただいたことは、
私(主催者)にとりまして、正に、今年度の研修事業推進における「金メダル」獲得
といったところでした。
 圓窓師匠の色紙にある『現実は夢から始まる』の言葉通りのことが実現いたしまし
た。

 3月3日(土)開会式に引き続き、14:10に講演開始、聴衆の眼差しは、圓窓
師匠一点に注がれ、会場は期待感に満ちあふれました。「本当に圓窓師匠だ!」「本
物の圓窓師匠の声だ!」子供から教師・親・お年寄りまで、聴衆の心の中が見えるよ
うでした。
「危機的状況にある日本再生には、子供の教育が鍵を握る」を基盤に、「自分の頭・
心で、様々な場面や状況を描き、対応していくことができる子供を育てること」。そ
のために「書く・読む→描く」「話す・聞く→描く」ことの大切さが強調されました。
 親や教師が、どのような生活・生き方をし、子供に、どんなことを・どのように話
して聞かせ、どんなことを・どう描かせるか、その重要性を、圓窓師匠の巧みな語り・
噺・笑いの中から、聴衆一人一人が、日々の「心がけ」としてしっかり描くことがで
きました。
 いじめ・不登校・青少年犯罪・学力低下等の教育の課題について、大人だれもが総
教育評論家の風潮にある今日、自己教育力・生きる力・体験的な学習・総合的な学習・
学社融合・地域の教育力・開かれた学校等々、教育に関する専門用語には消化不良を
起こしています。
 そんな中で、難しい教育用語を一切用いず、教育の最重要課題である「ゆたかな心」
の育成・有り様を説かれた圓窓師匠のご講演は、とてもスッキリと新鮮でした。
 教育は共育・協育・響育でなければならない等、造語も氾濫しておりますが、圓窓
師匠の提唱する「笑涯楽習」は、その真の意味を聞き、正に「目から鱗が落ちる」で
した。
 落語家だから洒落で用いているんだ、と思っていた浅はかな自分の「描き」を恥じ
ております。
 よく、「教師は5者であれ」(教師は賢者であれ・達者であれ・医者であれ・役者で
あれ、芸者であれ)と言われます。圓窓師匠の魅力を目の当たりにし、ともすれば、
親よりも多くの時間を子供と過ごす教師の魅力を少しでも高めていくよう、心に誓っ
た講演会の終了でした。


 落語[ぞろぞろ]に因み、ゆたかな心「ぞろぞろ」と題しての講演会、期待を遥か
に超える反響で、聴衆の感動が、当日参加できなかった方々へも「ぞろぞろ」広がっ
ているところです。講演会最後のプレゼント、ライブ落語[ぞろぞろ]を聞くことが
できた子供たち、誇らしげにその感動を自慢している姿が目に浮かびます。
 教師・一般市民に「ゆたかなひととき」を提供したい、そんな願いが実現した教育
講演会を終え、その余韻をもって、今日も私の心は「快晴美日」。
 圓窓師匠、そして、この企画を支援してくださった皆様に心から感謝を申し上げま
す。


聴 講 感 想 集


「学習から楽習になるよう努めます」


「落語の中に国語があり、国語の中に落語がある」という言葉を聞き、国語科の授業
も、身近な生活に根ざした楽しい学び(学習から楽習へ)となるよう一層努めていか
なければならないこと。
 そして、そのためには、「器用」→「上手」→「名人」と、教師の技量を高めてい
くことが求められること。
 このことを師匠の巧みな話術と人間性から実感させられました。
 ありがとうございました。
釧路市立鶴野小学校長・釧路国語教育研究会副会長 板谷聖一


「教育界の御意見番として」


 久方振りに、感銘と心が洗われる講演を拝聴しました。
 教師は心の医者とか、授業等では演出家・役者たれとも引用されますが、即座に噺
家であることも加えたものです。
 一芸に秀でる方の教育観もまた高尚であり、拝聴することにより、私の創造力に新
たなる灯を与えていただきました。
 更に、「笑涯楽習」を座右の銘といたします。今後とも、ご壮健にて芸を極められ、
教育界への御意見番としましても広くご活躍されますことをご祈念申し上げ、お礼と
感謝の辞といたします。
標茶町立塘路小中学校長・釧路国語教育研究会副会長 高橋健通


「納得のある"学びと出会い"を大切に」


「なんだ、駄洒落だよ!」という古文との出会いのお話に、まさに”楽習”の真髄を
感じさせていただきました。そうした「ことばへのおもしろさ」を教室の中で豊かに
実現させたいものです。
 私ども一人一人の教師に、そのための力量(指導力)を身につける必要感を教えて
いただいたように思っております。
「教師」という仕事を選び、その道を歩む中で、子供たちの心にストンと落ちる、納
得のある「学びと出会い」を大切にしていきたいと考えています。そして、私自身が、
自らの辿った歩みを振り返った時に、"笑涯楽習"だったと思える日々をおくりたいと
思います。
 ありがとうございました。
白糠町立河原小中学校教頭 庄子


「テレビとは”描くことを念頭に”付き合おう」


 久々に聴きごたえのある講演に巡り合えました。
 教科書教材という、身近な「一席」の本物に、直接触れられたことにも感激してお
ります。
 日常生活の中で、なかなか縁の切りにくいテレビとは、今後、『描く』ことを念頭
に置きながら付き合おうと思います。
「圓窓五百噺を聴く会」はゴールが見えたようです。今後も”ぞろぞろ”続く師匠の
ライフワークが、一層輝くことをご祈念申し上げます。
 ありがとうございました。
剛浜中町立霧多布中学校長・釧路国語教育研究会副会長 高橋浩一


「子供たちに”本物”を聞かせたい」


 はりのある声、機智に富んだ話、そして笑い。
 是非、たくさんの子供たちにも、「ほんもの」を聞かせてあげたい。
 そんな思いを強くしたひとときでした。
「笑涯楽習」を広めたいですね。
          
釧路町の小学校の一教頭


「90分がとても短く感じました」


 寒い北海道の釧路へようこそ来ていただき、ありがとうございました。
 久しぶりに生で、本当の落語を聴かせていただきました。前から2番目の席におり
ましたが、90分がとても短く感じました。
 講演の中での「話す、聞く、描く」と「書く、読む、描く」は、子供たちに今必要
な事だと感銘いたしました。大人はそれに向けて考えを新たにすべきだと思います。
 これからも「描く」ことが益々広げられるよう、大衆・世の中に「笑涯楽習」をお
願いいたします。
 ありがとうございました。
釧路市事務職員会 会長 小松重知


「素敵な言葉とサイン(色紙)」


「笑涯楽習」、素敵な言葉とサイン(色紙)、ありがとうございました。
 私は、国語の教師なので、授業では「書く」「読む」「描く」の方をより意識して
授業をしてきました。しかし、子供たちとの生活の中で痛感するのは、「話す」「聞
く」「描く」コミュニケーション能力の大切さです。落語「ぞろぞろ」は、この能力
を楽しく身につけることができる教材だと思います。
 でも、欲を言えば、教科書で読んだり、CD(もあります)で聞くばかりでなく、
生を聞きたい、聞かせたいと思います。
 落語はおもしろいです。円窓師匠、これからも日本各地の人達が落語に親しむ機会
をつくってくださることをお願いいたします。
 また、釧路にもいらしてくださいね。
釧路市立美原小学校教諭・釧路国語教育研究会事務局員 沢田恵美子


「頂いた感動を教え子に伝えたい」


 円窓師匠の[ぞろぞろ]がいよいよ始まろうとした時、私の隣にいた4年生の子が、
満面に笑みを浮かべてお母さんと喜び合っていました。この子供の心はどれ程ワクワ
クしたのだろうかと想像するまでもなく、今回の円窓師匠の講演は私達の心を豊かに
していただきました。
 質の高い本物の落語に接した感動は、小さな子供であればあるほど心に深く確かに
刻まれ思います。勿論、大人の私も、落語を通して日本の言葉の豊かさにふれ、心が
耕されたような思いでした。
 学校で子供たちに話す時、情景が描かれるような話し方をしていただろうかと、笑
いの中にもハッとさせられることもしばしばでした。そのようなことも含めて、私が
頂いた感動を教え子に伝えていきたいと思いました。
 有り難うございました。
釧路市立柏木小学校教諭・釧路国語教育研究会事務局員 中嶋治代


「お礼に一首」


(三)つ子にも
     (遊)学笑涯
           (亭)育す
   (円)熟のきみ
            (窓)口となれ


釧路市教育委員会教育委員(教育委員長代行)北明正紘


2006・4・20 UP