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圓窓系定例落語会

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保善寺仏笑咄


第18回 地蔵供養のための保善寺仏笑咄

 『 10年前にも 貰った!!! 』

2001・11・25(日)
14:20
西落合・保善寺
文責 萬窓

 今年で18回目。
 年一回だから、18年続いていることになる。
 本堂で読経の後、萬窓と圓窓の落語二席。
 30名ほどのお客様。
 まずは、わたくし萬窓が[試し酒]の一席。
 そのあと、師匠と二人で、プレゼントコ−ナ−を設けました。
 ”萬窓の手拭い”を差し上げるとき「 私の出身地である”さいたま市”にお住ま
いか、”さいたま市"にご親戚のいる方に」
 と尋ねたところ、5名のお客様が手を挙げられた。
 もっと少ないのでは、と思っていたので、意外の多さに驚いた。
「浦和、大宮、の3市が合併して、”さいたま市”になって、人口が増えたんだから、
多いのは当然だ」
 と気が付いたのは、プレゼントしたあとだった。
 合併がこういう影響を与えていることは、市長は気がつかないだろう。
 師匠から”圓窓五百噺達成記念のハガキ”を手拭いの外れたお客様全員に。
 ただし、もらった感想をお一人ずつに必ず言ってもらうことにした。
 皆様がそれぞれ、他人とは違う感想を述べるように努力しているのは面白かった。
 それが、明るい賑やかな雰囲気となって、楽しかった。
 中には「10年前に師匠の暖簾をもらい、今でも使っている」というありがたいお
客様もいらっしゃって。
 最後は師匠の圓窓の[蕎麦清]。
 終演 午後4時。
2002・3・9UP






第17回 地蔵供養のための保善寺仏笑咄

 『学校の先生に教科書が当たった!!』

2000・11・26
 14:00
西落合・保善寺
文責 保善寺副住職 上村勇雄


 保善寺では、毎年、11月の第4日曜日にお地蔵様の供養会を行っております。
 回を重ねて、今年で17回目を迎えました。
 その地蔵供養会(じぞうくようえ)に一席お願いしているのが、おそれ多くも圓窓
師匠ということになります。
 毎年毎年、大入り……、の中、懲りずにお話していただき、感謝、感謝です。


 今年は、親子どんぶり、いや失礼、ご子息であり、弟子でありという窓輝さんとの
師弟高座ということになりました。
 まづ最初に新進気鋭の二つ目、三遊亭窓輝さんの[壺算]で楽しんで頂きました。
 窓輝さんは二回目の出演、昨年よりさらに女性ファンを増やしたような感じ。
 少なくとも保善寺落語会に参加の女性(昔、若かった)には大変な人気! 父親譲
りの色男
 二十一世紀には大ブレークの予感……、です!


 いよいよ、真打の登場。
 今年は圓窓師匠の落語[ぞろぞろ]が教科書(教育出版)に採用されたとのことで、
特別、師匠より教科書のプレゼントがありました。
 教育関係の方に是非にとのことで、軽妙なクイズも、見事、小学校の先生や大学関
係の方に当たり、渡されました。
 圓窓師匠のお話「落語のすばらしさは、話芸によって現れる情景・場面を、人それ
ぞれが自分の頭で描くことができること」というお話に大変感激いたしました。
 いつも、テレビなどの一方的映像に毒されている、小生にはガツンとくる、いいお
話でした。
「聞くことの楽しさや」「聞かせることの難しさ」を教科書を通して、子ども達が学
んでほしいものです。
 小学校の先生、是非とも[ぞろぞろ]の出ている「教育出版の小学校4年国語の下」
を採用してください。(副住職からのお願いです)
 圓窓師匠の今年の演目は[権兵衛狸]
 相変わらずの名演技で、2500人の100分の1の大聴衆を笑いで魅了してしま
ったようです。
 来年も懲りずに、是非お願いいたします。
2001・1・04 UP





『 初 仕 事 』

文 窓輝
             
          

 平成11年11月28日、柳家小袁治師匠と一緒にお寺へ行ってきました。
 別に、お詣りではありません。
 二つ目に昇進してからの初仕事で、落合にあります保善寺という禅宗(曹洞宗)のお寺
です。
 檀家さんが集まっての法要のあとに、小袁治師匠と私とで一席ずつの落語会。
 開演の一時間ほど前に着いたら、食事の用意がしてありました。さすが、「膳(禅)宗
」です。
 お寺なので、[寿限無]か[転失気(てんしき)]でもと思ったのですが、小袁治師匠
の「もう前座じゃないんだから、勉強中の二つ目らしい噺はないのかい」の一言で、覚え
たばかりの[幇間腹(たいこばら)]を演りました。
 師匠は[三年目]の一席で、二人でちょうど一時間。
 会のあと、ご住職や若住職と少しお話をする機会があったので、この際、仏教に関する
質問をと思い、
「神様と仏様は、どちらが偉いのですか?」
 と、訊いたところ、
「神様も仏様も人間にとっては先生のようなものです。どちらが偉いとか、偉くないとか、
そういうものではありません。『そんな議論よりも人のためになることを考えなさい』と
いうのが、お釈迦さまの教えです」
 との、お答え。
「賽銭やお布施の使い道は?」
 の質問には、
「今、あなたに差し上げました」
 私は思わず、
「はい、大切にします」
 愚かな質問を発してしまいましたが、大変に勉強になった初仕事でした。
  
1999・12・19 UP
[三年目]の梗概は、圓窓五百噺付録袋/圓窓五百噺ダイジェスト/三年目